瑕疵物件と事故物件の違い
部屋を借りる場合や中古住宅を購入する場合は、瑕疵物件に注意することが必要です。
しかしその定義には様々なものがあり、また一般的に言われている告知義務なども存在していないのが実態であるため、実際には明確な規定が示されていないことからこれに気づかずに契約をしてしまうこともあるため注意をしなければなりません。
一般的に事故物件と言われるものは様々なトラブルが発生し、次の入居者に対して心理的な不安を与えてしまうものを指しますが、瑕疵物件の場合には事故物件ではなくても様々な問題を抱えているものを指すことが少なくありません。
例えば近所にお墓があるとか、暴力団の事務所が近くにあるといったことから住みたくないと言う問題が発生することも多く、これらは特段その部屋自身で問題が発生していなくても、入居者に心理的不安を与えることから瑕疵物件とされることが多いのです。
これらの瑕疵物件は告知されないことも多いため、家賃等が相場に比べて安いと思ったら自ら確認することが必要です。
瑕疵物件で死人を発見したらどうすればいいのか?
瑕疵物件で死人を発見したらどうするかを説明します。
まずは、110番に連絡します。当事者でもない限り、変にアリバイ工作などをするのはやめましょう。すると警察が来て、その人や両隣や近隣住民への聞き取りが開始します。オーナーへの聞き込みももちろんあります。
建物のオーナーが一番建物の重要人物なので、全く知らないでは済まされません。死体の処理は恐らく専門の業者によって素早く行われるでしょう。野次馬や噂が飛び交い、新聞記事やニュースになるかもしれませんが、全くならない場合もあります。なぜなら都会では日常茶飯事の出来事だからです。
瑕疵物件となるのは、その後です。オーナーは物件を維持するのか迷うことになります。保険などが適用できれば立て替えもありますが、多くはオーナーが損失を受けるでしょう。
しかし長らく放置した物件はその後、物件として再生するかもしれないので無駄とは言えません。オーナーの人は判断に迷うところだと思います。