瑕疵物件買取のポイント
瑕疵物件とは建物に不具合があったり、過去に不幸な事故が発生してしまった建物のことを指します。このような物件は通常の物件よりもかなり安い値段でしか売れないことがほとんどです。ですが、それでも買取をしてもらいたいという人もいるでしょう。瑕疵物件を少しでも高い価格で売却したいという場合、ちょっとした工夫が必要になります。まずはどんな物件であっても住宅そのものが無くなれば告知義務はありません。そのため家を解体して更地にしてから売却するという方法があります。
これはとても有効な方法ですが、更地にしてしまうと税金面などのデメリットもあるので注意しましょう。瑕疵物件は売却に時間がかかってしまうことが多いです。できるだけ早く売却したいという場合、訳あり物件の買取や売却を専門としている業者に相談してみると良いでしょう。専門の業者は瑕疵物件をリフォームしたり、修繕したりすることで価値のある物件として販売することができます。意外と高額で買い取ってもらえることもあるのです。
瑕疵物件である場合には通常の相場よりも安くできる
瑕疵物件の相場は、状況に応じて通常の価格よりも安く設定されるのが普通です。ただ、物理的な問題が後からわかった場合には、その分の損失を補償してもらうこともできますのでどういった状況で瑕疵があるのかを確認しておく必要があります。基本的に、現在の不動産業界ではあらかじめその物件に問題が存在するケースでは、事前に購入希望者に説明をしなくてはならない義務があります。これは、物的な問題点だけではなく心理的な瑕疵であっても同様です。
例えば、そこで暮らしていた人が何らかの事件や事故に巻き込まれて亡くなった場合には、これからそこで暮らす住民が心理的に不安を抱えてしまうこともあります。こういった、いわゆる心理的な瑕疵物件についても明確な説明がされなくてはいけません。当然ですが、そういった物件はたとえ心理的な理由で問題があったとしても一般人が住みづらい環境には違いないので、通常の価格よりも安いコストで購入できることが多いです。