安い賃貸は瑕疵物件の可能性大
相場と比較すると非常に安い賃料で借りられる部屋が見つかることもありますが、相場とかけ離れている場合には大抵が瑕疵物件です。
瑕疵物件を貸し出す時には、どのような事件や事故が起こったのかを正確に伝える義務があり、借り手が付くように賃料が大分下げられます。
やはり事故や事件が起きた部屋は避けられる傾向にあり、よほどの良い条件でなければ借りたいと思う人は出てきません。
どれくらい安くなるのかは、それぞれ異なります。下げ幅に関しては明確な基準は無く、貸主の希望によって決定されることがほとんどです。
一般的には、2割から3割ほどの値下げになることが多いようです。
家賃がはっきりと値下げされていれば、妥協して入居しようとする人は現れます。最
近では瑕疵物件は安く契約できることが広く知れ渡っていますので、最初から瑕疵物件を条件に探す人も出始めています。
安いのは一定期間であることも多いので、元の家賃に戻される時期も確認しましょう。
瑕疵物件を賃貸する際には現状を十分に確認することが重要
賃貸物件の中には、瑕疵物件と呼ばれるものがあります。
これは物件に何らかの問題があることを示したものです。と言っても家が傾いているとか柱が腐っているというような、目に見える問題ではありません。
瑕疵物件とは目に見えない問題がある状態を指しており、例としては以前その住まいで誰かが亡くなった、事故や火災があったなどが挙げられます。
借りる人にとってこうした出来事が過去にあった物件というのは、何となく嫌なものに感じるはずです。
実際に目に見えるわけではありませんが、家屋の評価をマイナスにしかねない要素のことと考えるとよいでしょう。
近くに学校がある場合も同様です。
学校の放送が家の中まで聞こえてくるでしょうし、生徒が校庭で遊ぶ声や下校中に家にいたずらされる恐れもあります。
他にも暴力団の事務所が近くにあったり、ゴミ処理場や風俗店、パチンコ店などがある場合にも当てはまります。
こうした物件は通常のものに比べると割安に設定されることも多いので、気にしない人からすればお得と言えるかもしれません。